2016年11月6日日曜日

[不定期連載] NOIR聖地巡礼 第14話「ミレイユに花束を」

パリからグルノーブルに戻った後ですが、残りの聖地巡礼記も公開していきます。

NOIR14話ではある日、ミレイユの前に叔父のクロード=フェデーが現れます。

フェデーはミレイユの両親が殺された後、ミレイユを連れてコルシカを離れ、彼女に殺しの技術を教えた人物です。ひさしぶりの再開に喜ぶミレイユですが、フェデーの口から「NOIR」という単語を耳にした瞬間、叔父に対してミレイユは疑念を抱き始めます。時同じくして、パリ市内で裏社会の大物が次々と殺される事件が発生。そして、フェデーは自分がソルダ指示で動いていることをミレイユに告げます。フェデーはミレイユの相棒である霧香を自分の家に連れてくるよう、ミレイユに要求してきます。

再会の後のカフェ

 
フェデーとの再会のあと、二人はセーヌ川沿いのカフェでお茶をします。セーヌ川沿いのどこかに該当するカフェはあると思うのですが、これだけの情報では、このカフェが実在するかどうかは分かりません。あまり特徴のないデザインであることからアニメオリジナルのだと思いますが。


大好きなミレイユがうれしいと霧香もうれしい
家に帰ったミレイユはフェデーとの再会について霧香に話します。珍しく上機嫌でうれしそうなミレイユを見て、霧香もうれしそうです。ちょっとずつ、二人の仲は縮まってきているのかもしれない。そして、この回の霧香の作画はいつもよりかわいく見える気がします。


翌日、暗殺事件再び
シーンの切り替えに出てきたカットは、セーヌ川の真ん中に浮かぶサン=ルイ島の端です。

そして、モンマルトル。写真はwikipediaから転載。アニメはどこかの路地から見上げたモンマルトルですが、写真はポンピドゥーセンターから撮られたもの。

このレストランはさすがに分かりません。おそらく、このくらいの絵であれば、背景スタッフなら資料なしで描けそうな気がします。そのため、このレストランは実在しないのではないかと思います。

セーヌ川沿いで再びフェデーと会うミレイユ。フェデーはミレイユに「NOIRについて何かしらないか?」と尋ねます。知らないと答えるミレイユ。二人に間に不穏な空気が漂います。二人が座っている場所は、シテ島の先端にある公園Square du Vert-Galant脇の道です。実際にはベンチはおいていません。

港で暗殺事件
パリは内陸なので、こんな感じの港はありません。さすがにこんな大きな船が停泊している以上、これはセーヌ川ではないと思います。

本日の“よいしょ”いただきました!
 「よいしょ...」と座る霧香。霧香の名言「よいしょ」いただきました。

フェデーとソルダのつながりを疑う霧香。それを必死で否定するミレイユですが。


 
 
友人の下を訪れたフェデー。しかし、フェデーは友人を撃ち殺し、それがソルダの依頼であったことを告げます。このフェデー友人の家ですが、どこかにありそうですが、似たような建物はたくさんあるため不明です。

パリ植物園の中にある建物もそれっぽいですが、デザインがだいぶ異なるため断定はできません。

ピカソ美術館も似ています。


スプーンを咥えたきりかわいい
ある日、ミレイユのもとにフェデーから花束が贈られてきます。タイトルの「ミレイユに花束を」はここで回収。このとき、物陰からスプーンを咥えながらミレイユを見つめる霧香がかわいいです。きりかわいいです。


フェデーのアジトを訪れるミレイユ
シーンの切り替わりで移ったカットは、パリの郊外にある動物園だと思います。写真はGoogle Earthのものです。だいぶ木の多さなどは違いますが、岩山はほとんど一致している気がします。

ミレイユがフェデーと待ち合わせしていた場所も動物園のある森の中なのかもしれませんが、この場所を見つけるのは難しそうです。それにしても、こんな場所で待ち合わせるなんて、ミレイユたちが住むサン=ジェルマン=デ=プレから遠すぎますよクロードおじさん!メトロをかなり乗り継いで、さらに歩かないとつかないため、待ち合わせするには遠すぎます。

フェデーのアジト。この特徴的な建物、必ずどこかにあると思うのですが、分からない...。ロワールなどのパリ郊外の城だと思うのですが...

霧香がにらんだ通り、フェデーはソルダと繋がっていました。フェデーはソルダの命令で霧香を殺さねばならないこと、ミレイユの両親がソルダに逆らって殺されたことをミレイユに話します。

家に帰ってきたミレイユの様子がおかしいことに気づいた霧香。

ミレイユに拒否されながらも、フェデーのアジトに向かうミレイユに無理やりついていきます。

ラストのシーン。久しぶりに再会した二人は、最後は殺しあう運命に。このラストについて、長年疑問に思っているのですが、二人同時に銃を発射するシーンの後、ミレイユの方は無傷のようでした。フェデーの腕なら、至近距離で外すとは考えづらいです。これは、フェデーの銃には弾が入っていなかったということなのでしょうか?それとも、郷愁の念がフェデーの感覚を狂わせたのでしょうか?謎です。実際、霧香を殺せなかったのであれば、どのみちソルダに消される運命のフェデーなので、もしかしたら、半ば自殺に近い形で死んだのかもしれません。


2 件のコメント:

  1. すごいですね!
    私もパリに行ったときノワールの聖地巡礼をやりましたが
    まだまだという感じです。
    次回、パリに行く機会があったら参考にさせていただきます。

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  2. NOIRに出てくる場所は、旅行ガイドに載っていないようなB級観光スポットもあるので、楽しめると思います。ぜひ、参考にしていただけたらうれしいです。

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