2016年10月31日月曜日

冬コミ受かりました

冬コミC91受かりました。今回は二つ応募していましたが、シャフト本を出す予定のスタジオ・イノワーるが通りました。

場所と日にちですが、金曜日 東 D60aです。2日目の参加となります。
当日は、前回、諸事情であまり販売できなかった、アニメ制作会社シャフトの合同誌とシャフト本2を販売する予定です。シャフト本2はフルカラーに初めてチャレンジします。
自分は、シャフト本1に引き続き、まどほむの百合シュラバーな漫画を描きます。

もう一つのデレマス本は落ちました。まあ、正直言っていろいろ仕事や私生活で深刻なトラブルが8月末くらいから、これでもかと言わんばかりに次から次へと雪崩のように起こり、冊子製作の余裕がなかったので、これで良かったのだと思います。

とはいえ、なんとなく、卯月が描きたくなって(卯月は天使!)、うごいら用にイラストは描いていたのですが、いつのまにか投げ出してしましました。コンセプトはねがむーがひたすらネガティブループに陥るうごいらです。あとは、セリフを入れるだけなんですが、なぜかストップ中。
↑上のイラストは何となく、「私の年収低すぎ」の広告っぽいです。別に意図して描いたわけではありませんが。

ご興味のある方はぜひ当日、会場でブースに足を運んでいただけたらと思います。

あと、例年通り、やまぶき高校出版部さん主催のひだまりマガジン2016年冬号にも参加します。
今回から、ひだまりスケッチ以外にも蒼樹うめ先生作品のキャラクターならOKということなので、まどマギも描こうかなと考えています。問題は時間ですが...


2016年10月28日金曜日

ウォーキングデッド・シーズン7第1話、グルノーブルへ帰還

グルノーブルに引っ越しました。
インターネットがつながったので、いよいよウォーキングデッドのシーズン7第1話を見ました。最近、Huluがフランスで見れなくなったので、dTV(※)に契約してみました。

シーズン6の最後で、ニーガンが「リックの仲間の誰か一人を殺す」と言って終わりました。
結局、「こいつどこかで使い捨てにされるだろうな」というキャラが予想通り殺され、人気のキャラクターは、以前生きているという序盤の展開に不謹慎ではありますが、視聴者はおそらく少し安心したと思います。しかし、ここでまさかの展開が、その安心は視聴者を絶望のどん底に落とすための罠だったのです。

ネタバレを避けるため、詳細は書きませんが、正直映像のリアルさとともに内容もすごくショッキングなものだったので、見終わった後、しばらく放心状態になりました...。人生で見た映像作品の中でスイートホーム※※とリング※※※以来、久しぶりにトラウマになるものでした。

シーズン1から長いことずっと見続けているせいか、今回の展開は衝撃的でした。

ついに、最終シーズンとなりましたが、今後も目が離せません。

※Huluより安く、もっといろいろな作品が見れていいですね。伊藤潤二先生のうずまきの音声付き漫画があったとは知らなかった。まだ、全部の作品をチェックしていませんが、ひょっとして富江の音声付き版もあるのか?

※※幽霊の影で人体が解けるシーン等全体的に超怖い、子供のころ見て、怖すぎてビデオテープを封印した。ジャパンホラーの傑作だと思う。

※※※やっぱり最後のシーン、プロジェクターで貞子を等身大表示にするともっと怖い。自分の場合、壁にプロジェクターで映像を投影してみているのですが、最後の貞子がテレビから出てくるシーンを等身大にすると、貞子が壁から飛び出してきた感じになってめちゃくちゃ怖いです。

2016年10月21日金曜日

[不定期連載] NOIR聖地巡礼 第13話「地獄の季節」

NOIR第13話「地獄の季節」は他の話とは少し雰囲気が違います。ある日の買い物の帰り道、霧香はセーヌ川のほとりで、ミロシェさんという絵描きの男と出会います。ミレイユ以外誰にも心を開かない霧香ですが、なぜかミロシェさんに心を開く霧香。これだけだと普通の青春ドラマっぽい流れですが、やはりNOIRなので、ミロシェさんは霧香を狙った銃弾で絶命するというダークな展開で話は幕を閉じます。

セーヌ川沿いにて
13話のメインの舞台となるのはセーヌ川沿い、ポン・ヌフが見える場所です。

ミロシェさんと霧香が座る芝生の生えた土手は、シテ島の先端にある公園Square du Vert-Galantの土手です。しかし、実際の土手には芝生は生えておらず、ただの石畳の土手です。

ちなみにこの土手は京都の鴨川のように、恋人たちが並んで座る、パリのロマンチックスポットとなっています。おそらく、そういう理由で、このスポットが今回のお話のメインスポットに選ばれたのでしょう。

ただ、霧香たちが座っているのは、公園の北側の土手です。こちら側は基本的に誰も座っていません。雰囲気の問題なのでしょうか?やはり、恋人たちにはおしゃれなセーヌ川左岸の景色が見える方がよいのでしょう。


ミロシェさんと霧香の密会を見つめるミレイユ。ミレイユが立っている場所もこの公園です。でも、実際には、これはシテ島の先端なので、アニメのようにミレイユの背後には道路は通っていません。


ミロシェさんの影響で絵に興味を持った霧香はミレイユとの百合デート中に、近くで見つけた画材屋のショーウィンドウの画材道具に惹きつけられます。セーヌ川沿いにあるこの画材屋はおそらく、セーヌ川左岸カルーゼル橋傍のSENNELIERという画材屋です。自分の家のご近所にあるお店です。

  
ピカソも通ったというこの画材屋の店内は歴史を感じる、古風な感じのお店です。

このお店の3階は漫画の画材道具や日本の習字道具などが売られています。階段を登ったところには、上の写真のようにお客さんが残していったイラストが飾られています。

せっかくなので記念に、霧香が買ったのとそっくりなスケッチブックを買ってみました。これでセーヌ川の絵でも描こうと思いましたが、あと数日でパリを離れないとならない身なので、さすがにあきらめました。 

             クリスチャン・ガレ
今回のターゲット、クリスチャン・ガレ。ミレイユと因縁のある男。


ガレを待ち伏せする二人。このレストランがどこにあるのかは不明。

二人がガレを追い詰めた公園。デザイン的に特徴があり、必ずパリのどこかにあると思うのですが、残念ながらどこか分からず。

パリの植物園に似ているような気もするのですが、分かりません。

カスケード状の噴水もどこかにありそうですが....。

見た目はヴェルサイユ宮殿の噴水っぽいですが(出典https://pixabay.com/p-1404353/?no_redirect)。

ミロシェさんお気に入りの画材屋 
この画材屋もどこかにありそうですが、結局どこにあるのか分かりませんでした。右側の坂または階段の方にはセーヌ川、左側に上り坂という光景は実際のパリにはないような気がします。場所的にはサクレ=クール付近だと思いますが、こういう高所でセーヌ川がみえるような場所はパリにはありません。そして、セーヌ川方向に向かってより高い方向に坂があるような場所もないと思います。そうすると、この風景は実際の風景から大きく変えられていそうです。

ガレが撃った流れ弾でミロシェさんが撃たれた場所は坂と高架がある場所ですが、基本的にパリ市内には、坂や高架はほとんどないため、実際にこの風景があるかどうかは怪しい気がします。

こんな感じの高架があるところは、パリ・リヨン駅近くのLe viaduc des Artが似ていますが坂はありません。
他には、ピクピュス通り(Rue de Picpus)のプティ・サンチュール(Ligne de Petite Ceinture:環状線)跡の高架かもしれません。 でもやっぱり坂はなし。


このお話は最後のミレイユの「だから言ったのに...」というセリフがリアルで印象的でした。ミレイユも過去に似たような経験をしたのでしょうね。その感情を表現する三石さんの演技が見事すぎます。


2016年10月19日水曜日

[不定期連載] NOIR聖地巡礼 第11話「月下之茶宴」

クロエの登場によって百合度がどんどん上がっていくNOIR第11話の聖地巡礼です。
11話はクロエが突然ミレイユのアパルトマンに押しかけ、百合修羅場ーな展開になるお話です。

11話はなぜか、かなり際どいアングルのシーンから始まります。この見えそうで見えない絵というのがNOIRにおいて一つの重要な要素だと思います。

ソルダの男
11話の序盤では納谷五郎演じるソルダの男がミレイユたちに接触してきます。

ミレイユたちがソルダの男と会った場所は、リュクサンブール公園が似ている気がします。


建物の形状はロダン美術館の方が似ているかもしれません。二つを足して二で割った感じです。


しかし、鉄柵のデザインはリュクサンブール公園のデザインと似ています。リュクサンブール公園はミレイユのアパルトマンから徒歩7分くらいのところにある、パリ市民の憩いの場です。たまにクラシックの野外コンサートなどが行われたりします。

公園のモニュメントは残念ながら、どこにあるのか分かりませんでした。少なくともリュクサンブール公園にはこんなモニュメントはなかった気がします。おそらく、こんな感じのモニュメントはパリのどこかしらにあると思うのですが...。情報求む!

シーンの切り替えで登場した橋は、NOIRの中で何度も登場するポン・ヌフです。セーヌ川にかかる橋で一番古い橋です。セーヌ川にはいろいろな橋がかかっていますが、個人的にパリで一番お気に入りの橋です。


   百合シュラバーなマッドティーパーティー
後半はミレイユのアパルトマンに突然クロエが訪ねてくるというまさかの展開。そして、そんな扉の向こうのクロエを出迎えるミレイユはシャツ一枚という殺し屋以前のけしからん恰好。プロヂューサーの北山さんの趣味という噂ですが、三石さんが声を当てているキャラらしい個性だと思います。
霧香とミレイユ、クロエの3人で月夜のお茶会。霧香を巡るクロエとミレイユの百合シュラバーな時間。ミレイユがクロエに話しかけても、

そんあミレイユをクロエはひたすら無視。一方で、霧香に対しては楽しそうに話すクロエ。完全な百合修羅場と化した空間。霧香はそんな二人のやり取りに気づかず、ただひたすらマイペース。

シーンの切り替えで少しだけ出てきた協会はノートルダム大聖堂。

ミレイユのアパルトマンのすぐそばの石畳の通りは、少なくともサン=ジェルマン=デ=プレにはありません。サン=ジェルマン=デ=プレ教会の前の通りは石畳ですが、こんな狭い通りではありません。
似たような通りはシテ島にもありますが、こんな感じの通りはパリ市内のいたるところにあります。
おそらく、モデルになっている通りはシャンゼリゼ通り付近のどこかだと思いますが。




2016年10月10日月曜日

[不定期連載] NOIR聖地巡礼 第10話「真のノワール」

NOIR聖地巡礼 第10話「真のノワール」の聖地巡礼です。10話からはクロエが登場し、ここから百合シュラバーな展開になっていきます。

冒頭裁判所のシーン

10話冒頭は悪徳警官ルヴィックの裁判シーンから始まります。この裁判で取り扱われた案件は、明らかに有罪となるような事件ですが、悪徳予審判事のデスタンにより、すべての警官の汚職が無罪に。このあくどいやり口が恨みを買い、デスタンと悪徳警官たちが今回の殺しのターゲットとなります。

おそらく、裁判所内部の元になっている建物はどこかにあると思うのですが、さすがに用もなく裁判所に入るわけにはいかないので、ここはパス。でも、裁判所自体はシテ島にあります。写真は正面の門の写真です。裁判所の敷地内自体は、マリーアントワネットが幽閉されていたコンシェルジェリーから入れます。

コンシェルジェリー内部。柱が立ち並ぶ広間。

マリーアントワネットが幽閉されてた、当時の様子を再現した部屋。他の囚人の部屋も見ることができますが、1畳程度の部屋に藁が敷かれているだけの完全に独房という感じの部屋でした。マリーアントワネットの部屋だけは特別待遇だったようです。

コンシェルジェリーの隣にはサン・シャペルというステンドグラスが見事な教会があります。

サンシャペルとコンシェルジェリーは一緒にチケットを帰るので、ぜひ一緒に訪れてみてはいかがでしょうか?


裁判所のシーンの見どころは、裁判所に潜入するために、霧香がスーツを着ているところ。潜入にしてはあまりに無理がありすぎて、突っ込みどころ満載です。


街中での聞き込みシーン

ルヴィックを殺すため裁判所に潜入した二人ですが、何者かに先を越され、二人の前にはルヴィックと警官の死体が。街での聞き込みの結果、二人はルヴィックがNOIRに殺されたという奇妙な噂を耳にします。
この聞き込みシーンのパリの街は、あまりにパリの日常にあふれた光景なので、特定は無理です。

ただ、階段のシーンは海外のビィートレインファンの方のサイトでもあるようにカナル=サン=マルタンの橋です。ここは自分の職場のすぐそばなので、仕事の合間の休憩がてら、たまに寄ります。


水上レストランのシーン

作中で登場した水上レストランと全く同じデザインの船はありませんが、セーヌ川沿いには、こんな感じの水上レストランがたくさんあります。一人で入るのはハードルが高い感じなので、自分は一回も利用したことはありませんが...。カフェのテラス席並みにきつい。

水上レストランから見たセーヌ川沿いの風景は実際にあります。ほぼ、実際の風景そのままです。


クロエ登場、デスタン宅
クロエが歩いている場所はあまりに情報が少なすぎて、特定は無理でした。そもそも、パリの街中にこんな感じの階段の場所ってなかなか見つけられないので、難しいです。

デスタン宅(?)はおそらく、パリ市内のどこかにあると思うのですが、どこかは不明。きっと、パリ市内の高級住宅街的なところにあるのでしょう。


図書館での警官との銃撃戦
10話終盤のデスタンの事務所(?)に向かう道中のシーンは海外のビィートレインファンのサイトでも紹介されています。上の比較画像はエッフェル塔の近くにあるミラボー橋です。この橋は、実際の橋をそのまま使用しています。橋を渡って、二人はセーヌ川右岸から左岸に移動します。

そして、お次はアレクサンドル三世橋とナポレオンの墓のアンヴァリッドです。この橋をわたり、二人はなぜか、再びセーヌ川右岸に向かいます。

そして、決戦の場所へ。この建物がどこにあるのかは分かりませんが、

内部はパンテオン横にあるサン・ジュヌヴィエーヴ図書館です。ここまでの道のりで、なぜか二人はパリの西側から、セーヌ川をジグザグとわたりながら、最終的に左岸のミレイユの家の近くにあるこの図書館まで向かいます。ここまでの距離、自分も実際に歩いたことがありますが歩いて40~50分くらいかかります。

図書館のデザインはほとんどそのまま使われていますが、実際にはここまでサイドに奥行きはありません。警官たちがが立っているところは、実際には人が一人が立てるくらいの奥行きしかありません。そんなドンパチができるような場所ではありません。サン・ジュヌヴィエーヴ図書館では、近くのソルボンヌ大学の学生などが勉強しに来ています。図書館に入るには、会員カードを作らなくてはなりません。受付で作ることができますが、英語の対応は結構カタコトです。当然、本はフランス語で書かれており、あまり蔵書数もそんなにないので、そこまで利用したいと思う図書館ではない気がします。自習用に使うのがよさそうです。

警察官との銃撃のあと、二人は真のノワールと名乗るクロエと遭遇します。ここから、ストーリーは霧香をめぐるクロエとミレイユのどろどろ展開になっていきます。百合三角関係好きです。


NOIR聖地巡礼 第5話「レ・ソルダ」             NOIR聖地巡礼 第11話「月下之茶宴」