2016年12月28日水曜日

C91お品書き

C91のお品書きです。今回は新刊のシャフト本2と既刊のシャフト本1、干物妹うまるちゃん本、トートバッグを販売します。新刊はフルカラー20ページの漫画・イラスト本です。

スタジオ・イノワーるは2日目(金)の東館D60aにブースが配置されています。
冊子は、あまり部数がないので、ご興味のある方はお早めに。






2016年12月25日日曜日

[不定期連載] NOIR聖地巡礼 第18話「私の闇」

アニメNOIR(ノワール)第18話の聖地巡礼です。もはや、パリに住んでいたのが遠い昔のように感じ、徐々に記憶がおぼろげになってきていますが、記憶を呼び起こすためにも、聖地巡礼の残りをば。

アニメ18話では、17話で両親の真実を知ったミレイユと霧香の間にちょっとだけ亀裂が生じるお話です。徐々に打ち解けてきた二人ですが、クロエの言葉により情緒不安定となったミレイユ、そしてミレイユに再び拒絶され涙を流しながら、ミレイユの下を離れる霧香という百合シュラバーな展開から始まります。


ミレイユと別れてからの冒頭シーンで出てくるバス停は、背後に木々が茂った場所にあります。そして、バス停の表示には29番線、Austerlitz、Bastille方面とあります。しかし、実際のパリの29番線のバスは、ratpのサイトに運行経路が掲載されていますが、Porte de Montempoivre、サン=ラザール駅方面となっており、バスティーユは通りますが、オステルリッツには行きません。そもそも、オステルリッツはセーヌ川をはさんで、バスティーユの反対側にあるため、このバスの運行経路ではかすりもしません。むしろ、この2か所は橋を渡ってセーヌ川を越えれば歩いて行ける距離なので、このようなバスは存在しません。

ただ、オステルリッツ駅横のパリ植物園の前にオステルリッツ61番線のバス停があり、この雰囲気がアニメのバス停と似ている気がします。パリ植物園は霧香たちが住んでいるサン=ジェルマン=デ=プレから歩いていけなくもないですが、若干遠いです。たぶん30分くらいかかります。自分もたまに、散歩がてらセーヌ川沿いを歩いてこの距離を往復していましたが、結構遠いです。

オステルリッツ駅近くのセーヌ川沿いはノワールのアニメ本編に出てくるセーヌ川沿いのように、芝生が生えています。散歩やジョギングしている人が多いです。天気のいい日に散歩するのをお勧めします(フランスは時期によっては天気の悪い日が8割くらいを占めるので、なかなかそういう日には巡り合えませんが)。

 
シャフトのアニメに出てきそうな感じの公園もあります。


「いつも二本とはかぎらない...」

その後、霧香が向かったのは、使われていない線路です。片方の途切れた線路のレールが二人のNOIRを例えていて、真下流演出がなされています。
しかし、現実のパリではもはやこのような古い列車は走っていないので、この場所がどこかは分かりません。おそらく、昔の第2次世界大戦を舞台にした戦争映画を参考にしているのでしょう(ていうか、ここどこだよ!?周りに山が見えるぞ...どうみてもパリじゃない)。

時間をつぶすべく次に霧香が向かったカフェ。あまりに特徴がないため、さすがにこれだけではどこかは分かりません。このような名前のカフェも実在しません。

その後、本についての情報提供のため接触してきたソルダの男と同行する霧香。車からの見える風景は、おそらく、パリ西端にあるビジネスオフィスビルの街La Défense (ラ・デファンス)の風景です。実際には、メトロ1番線からの風景だと思います。

ラ・デファンスには、日本人にはあまり知られていないかもしれませんが、Grande Arche(グランダーシュ)という近代的な凱旋門があります。個人的には、かってにフランス版ビッグサイトと思っています。形状が似ているわけではないですが、何となく雰囲気がビッグサイトっぽい。
正直なところ、ラ・デファンスは観光で行く必要はありません。他にはショッピングセンター等があるだけで何もありません。

翌日※、ソルダの男に言われ霧香が向かったのはアレクサンドロ貿易ビル。しかし、その場所では男が一人殺されていただけだった。先手を打たれ、情報提供者を殺されてしまった霧香。しかし、ソルダの男はもう一度だけ会うチャンスを霧香に与えます。

※よくよく、考えると霧香はどこかで一晩を明かしている訳ですよね。いったい、その間どこで何をしていたのやら....。
このシーンで出てくるビルはフランス電力会社(EDF; ウーデーエフ)のビルがそれっぽい感じですが、全く同じ形状のビルは見つけられませんでした。最初、モンパルナスタワーかとも思ったのですが、結構雰囲気が違うので、たぶんラ・デファンスのどこかのビルがモデルになっているのだと思います。

各階のオフィスの名前は、lafayetteと書かれているのはギャルリ・ラファイエット(パリのデパート)、D.E.FはEDFっぽいですね。

シーンの変わり目、上空からのエッフェル塔。

そして、もう一つシーンの変わり目に出てきた建物は、最初どこにあるのか分かりませんでしたが、家の近くを散歩していたら、見つけました。有名なパリ大学I(ソルボンヌ大学)です。これは、現実のデザインがほとんどそのまま使われていますね。

ソルダの男と再び会うため、約束の場所に向かう霧香。しかし、その前にクロエが立ちはだかる。
クロエは、霧香がソルダの男と会うのと同時刻にミレイユの抹殺計画が実行されることを霧香に告げる。

恋敵が消える最大のチャンスなのに、大好きな霧香の友達という理由から、ミレイユの抹殺を見過ごせないクロエ。複雑な心境ですよね...。クロエいいやつすぎる。


ミレイユが抹殺されるというギュスターブ広場は、実際にはノートルダム大聖堂傍のサン=ミッシェル広場です。この辺りは、バングラディッシュ人の友人が経営しているインドカレーや旅行客向けのランチが安いフランス料理屋が立ち並ぶ場所で、毎週ご飯を食べに通っていました。ランチは10ユーロくらいです。

インド料理屋のSaminaはおすすめです。


アニメ本編では、昔、ぷっちょのCMでも出てきた謎の石像が出てきます。しかし、実際には、この石像はサン=ミッシェルにはありません。セーヌ川を渡って反対側のサントゥスタッシュ教会の前にあります。

↑サントゥスタッシュ教会。

ちなみに、サントゥスタッシュ教会のそばには、Les Halles (レ・アル)という大きななショッピングセンターがあります。家電量販店のFNACやDarty、日本でもお馴染み衣類と雑貨を扱うH&M、フランスのスポーツ用品のお店Go sport、日本の無印良品などのお店が入っています。ここもよく買い物に行きました。メトロの4番線でサン=ジェルマン=デ=プレ駅とのアクセスもいいです。

その後のシーンの変わり目に出てくる、ソルダの男との待ち合わせの場所は、パリのオペラ座、オペラ・ガルニエです。実際には、手前に木はありません。

ただその後、ソルダの男の車が止まる場所にある像がある場所は、おそらくルーブル美術館前のルイ14世の像だと思います。なぜか、この話数では、いろんなモニュメントの場所が現実世界と変えられています。

待ち合わせの場所に誰も現れなかったため、広場を立ち去るミレイユ。しかし、ミレイユに背後から銃を向ける男が。この横断歩道の場所は、おそらくルーブル美術館裏のコメディ・フランセーズそばの広場です。ルーブル美術館裏から、オペラ座までは歩いて数分で行ける距離なので、ミレイユ暗殺の時間がもう少し違う時間なら、霧香は手がかりを手にできていたかもしれません。

しかし、そんな手がかりよりも大好きなミレイユをとってしまう霧香。そこがいいんです。

最後のシーンに出てくる橋は、パリ最古の橋ポン・ヌフです。ノワールで何度も出てくる橋で、パリの人気ロマンチックスポットの一つです。

本の手がかりよりもミレイユのことを優先した霧香に「忘れ物だよ」と笑顔で霧香の学生証を差し出すミレイユ。

ミレイユ「傷を受けた獣は自分の痛みしか見えない、まるで私のことね」
ミレイユ「あんたの傷はもっと深い、きっと耐えられないくらい」
霧香「そうかもしれない、でも私はそれを確かめる」

一日置いて、よりお互いの絆を深めた二人は、それぞれの過去に向き合う決心をします。


百合作品ものには、二人が喧嘩して、それを期に二人が急接近する的なお話が序盤か中盤に入るものですが、ノワールではこのお話は後半に来ます。
物語の道中、二人はずっとギスギスしていますが、そんな中でも数々の試練を乗り越え、時間をかけてじっくりと絆を深め、その最後に、ミレイユが霧香に歩み寄るこのお話が個人的に好きです。

最近の作品では、日常系作品で描かれる安易な百合ものっぽい作品が流行っていますが(自分も癒し要素としては好きですが)、自分はノワールのようなじっくり絆を深めていく系の作品が一番好きです。


                                       NOIR聖地巡礼 第19話「ソルダの両手」~ 20話「罪の中の罪」

2016年12月24日土曜日

冬コミC91「ひだまりマガジン2016年冬号」

今年の冬コミも、やまぶき高校出版部さんのひだまりマガジン2016年冬号に参加します。自分は、イラストでの参加です。

今回寄稿したのは、夏目と智花のイラストです。大学生になった沙英とヒロの家を訪ねた智花ですが、沙英と喧嘩して夏目の家にお泊りです。
そして、沙英の妹を前に暴走する夏目。、「じゅるり...」です。
掲載さ入れているイラストには背景が付いています。

ご興味のある方は、ぜひ2016年12月30日(金)東6ホール ト-01a「やまぶき高校出版部」へお立ち寄りください。 

また、同日、自分も新刊シャフト本2既刊シャフト本1干物妹うまるちゃん本を出します。シャフト本2はフルカラーとなっております。お時間があれば、こちらもどうぞ。 

東 D60a、スタジオ・イノワーる

2016年12月22日木曜日

終末のイゼッタ最終話感想



終末のイゼッタ最終話見ました。↑イラスト描いてみました。

以下ネタバレ含む。



まず、イゼッタ死ななくてよかった!
ゾフィーとの最終バトルで、エッフェル塔が折れた!そして、飛ばされた!「エッフェル塔がぁぁぁっ!」
まさか、作中でフランスがこんなに大変なことになるとは...。
イゼッタが魔法の力を世界から吸い尽くすシーンは、「イゼッタ死んだ!??うわぁぁぁあっ」って絶望のどん底に叩き落されそうになりました。


最後のシーンの犬はもしかしたら盲導犬なのかもしれない。なんとなく、イゼッタ目が見えていないような感じだったし。
もしかしたら、イゼッタは半分植物人間状態なのかもしれません。この視聴者の創造に任せる演出のせいで、なんだかモヤっとした感じ。気になってしょうがないです...。
そのせいで、この作品のことはきっと忘れられない気がします。
なんだか、まどマギの最終回を初めて見た後のあの感じ。正直、眠れない日を数日間経験しそう。

それでも、フィーネにとっては、イゼッタが生きていてくれてうれしいんだろうな。
もう、かつてのようにしゃべったり、一緒に歩けないのかもしれなけど...。
そして、魔法が使えなくなったことで、イゼッタとフィーネは誰にも邪魔されることなく森の中で暮らせる。おそらく、イゼッタの寿命はあまり長くはないと予想されますが、それでも最後のつかの間(少なくとも3年間)の幸せを享受できるなら、それは二人にとってハッピーエンドなのだろうと思います。とても、重いハッピーエンドですが。
願わくば、二人がイチャコラできる世界になっていてくれますように。


全体を通して、

この作品は賛否両論あるかと思います。
個人的な感想ですが、正直、この作品はストーリー自体ははつまらないと思っています。
この作品を空想戦争もの、歴史ものという観点から見ると、1クールしかない中で構築された欠陥のある脚本や世界観の作りこみの粗が目立ってしまい、話が面白くないと感じる気がします。

しかし、そこはこの作品の重要なポイントではないと思います。
この作品の見どころは、ところどころに盛り込まれた百合描写、それこそがメイン。設定にとらわれてはいけないのです。何が物語の主題にあるのかが重要なのです。

戦争も戦争で戦う兵士たちも、あくまでも二人の百合ストーリーを引き立たせるための舞台装置だと思うのです。




2016年12月16日金曜日

終末のイゼッタ第11話 いい百合回だった...


終末のイゼッタ第11話すごくいい百合回でした。久しぶりに日常系じゃないピュアな百合アニメ。しかも、オリジナルアニメ。これは青い円盤を買うしかない!正直、ストーリー自体はそんなにおもしろいと思っているわけじゃないですが、二人が置かれている過酷な環境下で二人の絆が深まっていく感じ、二人のコンビネーションが世界を変えていく過程がすばらしいです。百合パワーが世界を変えるのです。

そして、11話の夜デート。イゼッタがフィーネの名前を呼ぶシーンが最高でした。フィーネの「もっと歯切れよく」というセリフが好きです。今年最高のキマシタワーが建造されました。月をバックのシーンではあえて二人がキスしていたかどうか分からない表現になっていて、視聴者の妄想を膨らませます。最後の最後までいろいろ同人誌のネタを提供してくれるアニメです。

ゲルマニアは核弾頭を開発。そして、イゼッタは命を削る魔石を使うという、イゼッタ死亡フラグが立ちまくりの展開ですが、ここでイゼッタが死んだら絶望です。たぶん、自分は濁ります...。

核弾頭を抱えてイゼッタが犠牲になるという展開もありそうですね...。でも、そうならずに、百合結婚した二人(with 姫様親衛隊)がどこか山奥でひっそり暮らすハッピーエンドになってくれたらうれしいです。イゼフィーに幸あれ。

百合姫で二人がイチャコラするスピンオフをやってほしいです。もしくは、この作品の百合同人誌がほしいです。フランスから購入します。

↑あの夜の後のイラスト。たぶん、きっと、そう...。


ちなみにエールシュタットのモデルってどこなんでしょうか?アルプスということでスイスかと思ったのですが、どうやらリヒテンシュタインらしいです。
http://matomame.jp/user/FrenchToast/9f81af4b5ffad079a788
どこだっけ...?

2016年12月12日月曜日

カードキャプターさくら クリアカード編1巻

長い時を経てカードキャプターさくらの続編が出ました。クリアカード編です!
CLAMP作品自体久しぶりに読みます。高校生の時に読んでいたツバサクロニクル以来でしょうか。クリアカード編ということですが、クリアカードとは何なのか!?気になる続編がついにKindleで発売に。今回は、1巻の一部をレビューします。

桜がついに中学生に!ちゃんと読んでいる間、桜の声はちゃんと丹下桜で、ケロちゃんの声は久川綾で再生されています。アニメ化もするらしいということも聞きましたが、果たしてどうなるのか?少なくとも声優はほとんどの人が現役で出ているので、まだ大丈夫そうですが。

  
小狼や知世、おなじみのキャラクターもいつも通り登場。でも、小狼は何か隠している様子。一体、小狼に何があったのか・・・?
↑桜の「ほえぇぇぇぇ!!!」や知世の盗撮も健在。

メインキャラクターはもちろん覚えていて、声もアニメ版の声でちゃんと脳内で再生されますが、正直、一部のキャラクターは誰か思い出せませんでした。観月先生って誰でしたっけ...


ちなみに、クリアカード編では桜がスマフォを使っています。時代が変わっている...。


本作の謎、クリアカード。さくらカードは魔力を失い。桜は新たにクリアカードを集めることになります。


そして、フードを被った謎の人物。

レリーズ!

毎回変わるコスチューム。

1巻ではあまり多くは語られませんでしたが、クリアカード編今後の展開が気になります。アニメ版が待ち遠しいですね。とりあえず、個人的には漫画よりもアニメで見たいです。

2016年12月9日金曜日

新海誠監督新作「君の名は。」感想


日本で話題になっている「君の名は。」がフランスにも上陸!
パリよりもいち早くグルノーブルで上映されました(グルノーブルに住んでいて良かった)。

La Caserne de Bonne裏の小さな映画館で上映。残念ながら、1日限りの上映ですが、気になっていた作品なので映画館で見れてよかったです。

↑三葉のイラストを描いてみました。個人的にポニテがベストな髪型な気がします。モブキャラっぽくなりますが。


以下ネタばれを含む。


今回も、監督・脚本・原作・編集新海誠!すごいっ!
相変わらず、背景描写がすごい。日本の美しい風景があんなにきれいに再現した映画は過去にこれまでないと思います。千と千尋の神隠しでさえ、このクオリティには達していないと思います。これは海外の人には絶対受けると思います。とにかく、1シーン1シーンが一枚の絵のようです。

ストーリはよくあるタイムリーㇷ゚もの世界系だと思いますが、よくできてた構成になってると思います。ネタバレが怖かったので、今回は全く前情報なしで映画を見ましたが、内容もすんなり入ってきたと思います。そして、新海監督がやりたかったこと、青春恋愛もの(新海誠おなじみの遠距恋愛)、SF要素などいろいろな材料すべてが盛り込まれてできている。まさに、新海誠の最高傑作だと思います。

まどマギの影響で、バッドエンドで終わるんじゃないかとひやひやしながら見ていましたが、ハッピーエンドで終わってよかった。特に、山の頂上で二人の時間が終わったシーンのあと、「結局過去は変えられないエンド」になるんじゃないかと心配でした。最後に二人がちゃんと再会できてよかったです。

あと、今回印象的だったのは、キャラデザが今までと比べてレベルアップした気がします。これまでの新海監督作品では、確かに背景のクオリティは滅茶苦茶高いですが、キャラクターのクオリティはそこまで高くはありませんでした。しかし、今回は人物の作画にも力が入っていたように感じました。全体的に新海誠監督の集大成
という感じでした。


通常、フランスでは映画が終わったと、スタッフロールの際にみんな席を立ってしまうのですが、この映画では、スタッフロールで誰も立ちませんでした。じっと席に座って、日本語のエンディングテーマを聞き、エンディングテーマが終わった後、拍手喝采が起こりました。フランス人にも大変好評でした。

「君の名は。」はパリは28日公開だそうです。1日限定公開です。正直、もう一度見に行こうかどうか迷っています。
日本でもまだ上映されているのかどうか分かりませんが、この作品は映画館の大きなスクリーンで見たほうがいいです。グルノーブルの映画館はそこまで大きくなかったですが、日本で大きなスクリーンで見れるチャンスがあるなら、この圧倒的なクオリティを楽しむべきです。


ブログを書いていて気づきましたが、「君の名は。」はタイトルの最後が「。」で終わるんですね。これって、何か深い意味があるんでしょうか。やっぱりあるんでしょうね。「君の名は....」といってその後の続きが出てこない。だから、きっと「。」でタイトルを終えているんでしょうね。英語版のタイトルに「Your name.」もピリオドで終わっています。果たしてこのニュアンスがフランス人にも伝わるかどうか....。

2016年12月8日木曜日

メガデビ中国語版!?

以前、もう恐で販売したメガデビですが、エゴサーチの結果、中国語翻訳され違法アップロードした奴が...。
http://tieba.baidu.com/p/4222943174

メガデビはDlsiteにてダウンロード販売中です。
頑張って、今度から英語版とかいろいろな言語版を売ろうかな。


2016年12月7日水曜日

[不定期連載] NOIR聖地巡礼 第15話「冷眼殺手-acte1-」 ~ 17話「コルシカに還る」

NOIR第15話「冷眼殺手-acte1-」 と第17話「コルシカに還る」をまとめて聖地巡礼です。

15話では舞台を中国に移し、強敵“冷眼殺手”と中国マフィアとの抗争が描かれます。今回の話は中国がメインですが、15話の冒頭で、少しだけパリの日常風景が出てきます。

15話の冒頭で、ミレイユと霧香はソルダから暗殺の依頼を受けます。このシーンの前に登場するパリの風景はあまりに普通の風景すぎて、どこか特定するのは難しいです。15話はこれだけです。


続いて、17話ではミレイユが生まれ故郷のコルシカに還るお話です。このお話では大部分がフランス南部の島コルシカを舞台としています。コルシカはマルセイユから近いため、今度行ったときにでも改めて、巡礼しようと思います。コルシカに還らねば...、ねば。



17話の最後のシーンでミレイユはパリに戻ります。この時に出てくる工事現場のような建物は、ポンピドゥーセンターです。こちらは、海外のビィートレインファンの方のサイトを参考にしました。
デザインはだいぶ変更されていますが、ポンピドゥーセンターはパリの町並みを一望できる人気スポットです。ちなみに二人が立っているところは、実際には非常口になっていて、一般人は入れません。

このお話で重要なポイントはこのシーン。自分の両親がソルダのメンバーだったと知って、落ち込むミレイユに対して、優しく手を伸ばそうとする霧香。でも、どうしてもミレイユに触れ、何かかけるべき言葉を見つけることができない。そんな、霧香の変化がこのちょっとした仕草で表現されています。NOIRの中でもお気に入りのシーンです。
ちなみに上の写真は冷え込む展望台で1時間くらい待機し、一番アニメ本編と近い夕日が撮れる瞬間を待って撮影しました。撮影したのは5月くらいでしたが、風が冷たかった....。ミレイユの恰好は絶対寒いです。

ちなみにポンピドゥーセンターというのはそもそも何なのかというと、自分も実際に行くまで知らなかったのですが、実は、この建物はルーブル美術館やオルセー美術館と並んで重要な美術館なのです。

 
 
アンリ・マティスやピカソ、ダリなど近代から現代までの有名な画家の作品が多数展示されています。自分は、こういう有名な美術館だと知らず、前情報もなしに、とりあえず入ってみたのですが、全部見るのに結構時間がかかりました。1時間以内に見終わると思って入ると、中には多数の有名な作品が展示されているではないですか。そこまで大きな美術館ではないですが、作品展示数が意外と多いため、3時間以上はかかります。


マティスなどの有名な作品も好きですが、自分が一番気に入ったのは、上の動画のモダンアート作品です。ごみ箱が走っています!こういうのは何となく好きです。

ポンピドゥーセンターはノートルダム大聖堂からそこまで遠くない距離にあります。日没の3時間ちょっと前に行き、作品を見終わった後に、パリの夜景を見るというコースがお薦めです。