2009年6月28日日曜日

Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第十二話「亡霊」

[アニメ感想]Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第十二話「亡霊」



1週間以上遅れてのレビューでございます。



真下版ファントム第12話です。いよいよ第2章です。



気合の入ったCGで描かれた背景から始まる第2章。
BEE TRAINにしては珍しいCGの使われ方ですね。いつもだとこういうシーンは手書きで描いている絵をスクロールさせるだけのような気がするのですがすごい気合の入りっぷりですね。


12話の大きなポイントは新たなヒロイン、キャルが登場するところです。声は沢城みゆきが担当しています。
次回予告のときは違和感がないように感じたのですが、以外と違和感がありました。
少し大人っぽすぎる感じがします。最近、沢城みゆきは声の幅が減っているような気がします。まあ、この後の展開を考えてのキャスティングなんだと思いますが、どうもイメージじゃないです。成長してからの声もどうも自分のイメージから外れているのですよ。残念…。


物語も第2章ということで曲のほうも1章のときには無かったBGMが流れています(ツヴァイのテーマみたいな曲が)。


でも、あいかわらずOP・EDは変わらないままです。真下アニメは常にOP・EDが26話を通して変わらないみたいです(例外的に最終回とかでALI PROJECTの新曲が流れたりしますが)。


そういえば、菊池さんはファントムでは作画監督をしないのでしょうか?やはり、「うみねこのなく頃に」で忙しいのでしょうか?また、菊池さんがキャラデザを担当しているのはどのキャラクターなのでしょうか?


脚本に関しても、今期は「ハヤテのごとく!!」も含めシリーズ構成だけであまり脚本の方は担当していないようですが、黒田洋介脚本という回もあったらなと思います。


あと、残り14話。これからも楽しみにしながら視聴したいと思います。


来月からはP.A. WORKS製作の「CANAAN」も始まるので楽しみです。曲はファントムと同じく七瀬光が担当するようです。BEE TRAIN系列はこれから七瀬光がBGMを担当することが多くなるのでしょうか?


気づけばもう7月ですか…。アニメの改変時期ですね。


自分の気になるアニメはなんといっても「CANAAN」と「AIKa ZERO」ですかね。他には「GA 芸術科アートデザインクラス」と「懺・さよなら絶望先生」、「狼と香辛料II」、「東京マグニチュード8.0」ですか。


あと7月は「ファントム」のDVD第1巻が発売されます。皆さんちゃんと予約しましたでしょうか?




2009年6月21日日曜日

トランスフォーマー・リベンジを観て来ました。

[映画感想]トランスフォーマー・リベンジを観て来ました。



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たとえ時間がない中でもアニメと映画だけは欠かせないベントスです(決して暇なんかじゃありませんw)。
6月20日から全国ロードショー開始の「トランスフォーマー・リベンジ」を観てきました。





前作も面白かったですが、今回は前作をさらに超えるスケールとクオリティで迫力満点でした。


特に合体ロボのデバステイター(昔のバージョン持っていたけど捨てちゃったよ…)の巨大さが圧倒的でした。ショベルカーとか働く乗り物が合体するやつがとてつもないモンスター化してましたよ(でもカラーリングがあんまり緑じゃなかった)。初めの辺で出てきた大きな車輪のついた巨大ロボが出ていたのですが、あれは過去の作品のどのキャラだったのだろうか?こいつもかなりの迫力がありました。前作よりも巨大なロボットがたくさん出て来て、しかもその作りこみが見事なので圧倒的な存在感があります。


戦闘シーンとか小さなロボットの変形に至るまでとてもトリッキーでダイナミックな変化があり、こんなのよく作ったなぁと思いました。


リベンジではメガトロンが復活!しかし、ガルバトロンとならず。


スタースクリームも前作に引き続き登場!


そして、なぜかスコルポノック(メガザラック)がまた出ていました。因みにクラシック版は3年前に捨てました…。


ジャガーも出ています。黒くないけど。


因みにこんなのが出ています↓


かっこよく変身するトランスフォーマーのUSBメモリ


インセクトロンが少し特殊で、小さな玉が集まって別のロボット型に変わるシーンがよくできてるなと思いました(玉が集まりだして何になるんだろうと見ている側は手品を見ているような感覚でした)。


ランページも登場。


前作もそうでしたが、今回は全体的により機械生命体という感じが増したデザインになっていた気がします。怪我をしたり、少しグロテスクな壊れ方をしたりと…。


今年は同じくロボットもの大作に「ターミネーター4」が上映されています。トランスフォーマーとどちらが迫力があるか見比べてみると面白いかもしれません。でも、シュワルツネッガーの出ないターミネーターなんてターミネーターじゃない気がするのです(クリスチャン=ベールでは弱い気がするのですよ)。つまらなかった3を黒歴史にして4作目の製作に踏み切ったようですがあまり期待はしていません。このトランスフォーマー・リベンジが今年最高のロボット映画であることは間違いないでしょう。とにかくすごい出来です。


トランスフォーマー・リベンジは映画館の大きなスクリーンで見てこそ迫力があって面白い作品だと思います。後でDVDで借りて観ればよいとかいう邪道な考えをおこさず、とりあえず時間を作って劇場に足を運んではどうでしょうか?




2009年6月17日水曜日

Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第十一話「襲名」

[アニメ感想]Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第十一話「襲名」



真下版ファントム第11話です。
今回は総集編+クロウディアの過去話+第1章と2章の中間のお話です。



大部分が総集編ですが、最後にツヴァイの「ファントム」継承の儀式が描かれてます。この儀式の様子がいかにも真下監督っぽい。原作では儀式みたいな描写はなく、そのままサイスをとり逃した港でマグワイアにファントムの称号を授けられます。


そして、今回の大きく変化したポイントはツヴァイが出世してヴィジュアルがホストみたくなっていることです。


出世してクロウディアにつくことになったのでキャラデザが少し変化したのは自然なのですが、なんかカッコよくなりすぎな気がします。


出世してヴィジュアルがどんどん変わっていく作品で「ガングレイブ」という作品があります。


脚本は黒田洋介です。これは個人的にとてもおすすめなアニメです。主人公のブランドン・ヒートと相棒のハリー・マクドゥエルが上を目指して駆け上がっていくマフィア時代の話が好きです。あと最後の結末もとても感動します。ガングレイブは男の熱い友情物語です。黒田洋介作品の中では一番好きかもしれません。つい何回も繰り返し見てしまいます。だまされたと思って一回観てみてはどうでしょうか。


次回から第2章ということで、次回予告でキャルがしゃべっていますが、違和感がなくてよかったです。


2009年6月7日日曜日

Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第十話「終幕」

[アニメ感想]Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第十話「終幕」



今日は予定よりも早めに仕事が片付いたので10話目もレビューしようかと。



ファントム第10話です。



終幕というタイトルのとおり、第1章が終わります。





今回の見所はなんと言ってもサイス=マスターのビビリ顔。そして、サイスを追うツヴァイ。なんというか、原作と違って演出がホラー映画かサスペンス映画風になっていて面白かったです。ツヴァイに追われているときのサイス=マスターの表情はかなりうけましたw


もはや、MADを作ってくださいといわんばかりのいい表情でした。


でも、追いかけている側のツヴァイはツヴァイらしからぬ表情すぎて違和感が…。ちょっと、やりすぎている感じがしますw


第10話のラストは原作と若干違いますね。どう違うかは今後のネタばれに繋がるので、ここには書きませんが。


次回予告を見た感じだと次回は総集編のような感じですが、公式サイトで見たところクロウディアの過去エピソードをやるみたいです。総集編を交えながら過去エピソードをやるのでしょうか?


つまり、12話から第2章ということですか。2章からは新しいキャラクターがぞくぞくと登場するので、ストーリーがさらに盛り上がって行きます。楽しみです。



Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第九話「名前」

[アニメ感想]Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第九話「名前」



最近、ファントムのことしか書いてません。忙しいためなかなか更新できない状況です。



おそらく、もう、2ヶ月間はまともに更新できそうにないです。



1週間遅れですが真下版ファントム第9話です。





今回の内容は、ツヴァイにより新たに「エレン」という名前を与えられたアインと二人の逃避行が終わるお話です。アインは再びサイスの下に。


第9話も前回と同様、あまり大きな演出はありません。中だるみな感じです。内容はほぼ原作どおりといったところでしょうか。


サブタイトルにあるとおり今回のテーマは「名前」です。


「NOIR」と「ファントム」は共通して、「名前」に囚われた主人公たちが描かれています。


「NOIR」では霧香とミレイユは「NOIR」という名前の呪縛に終始囚われていましたが、最終的にはその呪縛から逃れ、自分たちは自分たちであるということに気づきます。


「ファントム」ではサイス=マスターにより「アイン」と「ツヴァイ」という名前を与えられた二人の主人公が描かれています。ファントムで面白いのは二人の主人公が対照的なことです。


「吾妻玲二」という真の名前を得て、本来の自己を取り戻した主人公とアインという名前に捕われ続ける主人公が描かれています。


ツヴァイにより「エレン」という新たな名前を得たアイン。アインではないエレンという新たな自分を与えられたのです。しかし、結局エレンはもとのアインに戻ってしまいます。


「NOIR」という名前、「夕叢霧香」という名前。しばしば、「名前」というものは作品の中で自己を決定付けるための要素となっていることがあります。実際には名前というのは一種の記号でしかなく、たとえ名前が変わっても中身が変わらなければそれは同じままです。名前を変えるというのは、この中身の変化を起こすきっかけのようなものなのです。あくまでも「きっかけ」でしかなく、それによって変われるかどうかは本人しだいなわけです。


アインにとって仮の名前である「エレン」もツヴァイにとって真の名前である「吾妻玲二」も結局はただの記号でしかないのです。ツヴァイによりきっかけを与えられても、アインは自分を変えることができなかったのです。


自分を帰ることができた主人公と変わることができなかった主人公が対照的に描かれているのがNOIRとの違いだと思います。


また、「ファントム」でも「NOIR」と同じで、名前に付随して過去というものが二人に付きまといます。過去という呪縛から逃れたツヴァイと呪縛に囚われ続けるアイン。


やはり、与えられたものやすでにあるものにすがり付いて生きていくのは、自ら選択して生きていくよりも楽な道だと思います(ただし、自由はありませんが)。今、自分はかなり自由に生きていますが、自由すぎて逆に辛い場面も多々あったような気がします(贅沢な悩みかもしれませんが…)。現実においてツヴァイのような人間にはなかなかなれないと思います。


長々となりましたが、アニメが好きな自分ははこういうことをしみじみと考えて次回までの1週間を過ごしているのですよ。


まあ、あと今回気になった点がひとつありました。車の中でOPの曲を流していたシーンがありましたが、あのシーンにこの曲は合わないと思いました。もっと別の選曲をすべきだったのではないかと(新曲をここで出すとか)。なんか、いまいちでした。


次回、ついに第1章が終了します。